Googleが「量子超越」を達成 2019-10-25

Googleが量子コンピューターによる実験に成功し、スーパーコンピューターの計算をはるかに超越した結果を出した(「量子超越」)。現在のスーパーコンピューターが1万年かかって解く問題を、3分20秒で解いた。計算性能は15億倍になるという。
1903年のライト兄弟の有人飛行に匹敵するくらいのセンセーショナルな意味を持つとのこと。
量子コンピューターが世界各国が国を挙げての開発競争になっている理由は、そのすさまじい計算性能が、世の中を変えてしまうほどのインパクトになるからである。インターネットでのよりどころの暗号は、簡単に破られてしまう可能性があり、インターネットの土台が崩れてしまう懸念がある。早速、暗号資産(仮想通貨)の相場下落が出ている。創薬や素材の開発が劇的に早くなり、AI等の発展も限界を超え、世の中がどう変わってしまうのか分からないほどである。公益的には、渋滞解消や気象予想や、各種シミュレーションに威力を発揮し、負の面では、戦争や国の勢力争い、覇権争いに影響を与える。とにかく、今まで不可能と考えられていたことが、現実になってしまうパワーを秘めている。
ただ、53個の量子ビットでの実験に成功しただけで、実用化には、量子ビットの数を100~1000を目指すことや安定性の実現を初めとしてたくさんの課題の克服が必要となる。Googleの成功により、各国、各企業は、実用化の競争に入ったことになる。
人類は、この快挙を、人類の発展のために使わなければならない。くれぐれも、争いや破壊的方向に使ってはならない。

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