コード一覧

※区分(値、名称等)につきましては、出来る限り正しい情報を採用していますが、取引所提示の資料と相違がある場合は、取引所資料を正としてご覧下さい。

サブアカウント

取引所がTrade(取引)・Position(建玉)・MarginAndSettlment(場勘定・証拠金)を管理する単位を【アカウント】と称します。
アカウントは、大別してTrade(取引)・Position(建玉)を管理する単位【取引アカウント】と MarginAndSettlment(場勘定・証拠金)を管理する単位【清算アカウント】に分けられます。
取引所は、取引アカウントのことを【サブアカウント】と呼び、清算アカウントのことを【狭義のアカウント】と呼んでいます。
サブアカウントには、取引所が初期登録する【暫定アカウント】、【テンプレートアカウント】、参加者が登録する【参加者登録アカウント】があります。
暫定アカウントは、サブアカウントが特定できない取引を一時的に保管するサブアカウントです。
取引の際にサブアカウントを指定しない、もしくは存在しないサブアカウントを指定せず、暫定アカウントに保管された取引は、計算区域の終わりまでに参加者が過誤訂正を行うことにより正しいサブアカウントへ移動させる必要があります。
参加者登録アカウントは、テンプレートアカウントを複写して作成します。

(例)

【狭義のアカウント】

TC xxxx 19 間違取引
TC xxxx 11 自己(自己取引)
TC xxxx 21 当業者委託
TC xxxx 22 一般委託
TC xxxx 31 市場会員委託
TC xxxx 32 受託会員委託
TC xxxx 33 準会員委託
TC xxxx 34 一般会員委託

【暫定アカウント】

TC xxxx 19IA 暫定アカウント

【テンプレートアカウント】

TC xxxx 11N 自己(自己取引)-ネット管理
TC xxxx 11G 自己(自己取引)-グロス管理
TC xxxx 34N 一般会員委託-ネット管理
TC xxxx 34G 一般会員委託-グロス管理

【参加者登録アカウント】

TC xxxx 22N0000001 一般委託-ネット管理-Aさん
TC xxxx 22N0000002 一般委託-ネット管理-Bさん

サブアカウントについて、主な要件は以下の通りです。

  • 発注時に、Trade(取引)とPosition(建玉)を保管(管理)する先として、サブアカウントを指定する必要があります。
  • サブアカウントごとに、建玉をグロス管理とするか、ネット管理とするかの選択が可能です。
    →グロス管理サブアカウントについては発注時に新規/仕切区分の指定が必須であり、ネット管理サブアカウントについては発注時に新規/仕切区分を未指定とする必要があります。
  • 取引所側で、狭義のアカウントごとに、場勘定及び証拠金を計算します。JCCHでは自己/一般委託/会員委託の3区分に集計されます。

シリーズ

取引所+市場+取引種別+商品+限月の組合せを【シリーズ】と称します。
シリーズ名称は、初期設定では取引所から送信されたものを使用します。
(端末毎にユーザが設定変更できます。)

(例)

【シリーズ(取引所レベル)】

TCX 東京商品取引所

【シリーズ(市場レベル)】

PM 貴金属市場
AL アルミニウム市場
OL 石油市場
RB ゴム市場

【シリーズ(取引種別レベル)】

1FPD 貴金属現物先物取引
1FPC 貴金属現金決済取引
1FAD アルミニウム現物先物取引
1FOD 石油現物先物取引
1FOC 石油現金決済取引
1FRD ゴム現物先物取引
1TP1 貴金属スプレッド取引(限月が隣合うもの)
1TP2 貴金属スプレッド取引(限月間が1つ開くもの)
2CPA 貴金属コールオプション取引
2PPA 貴金属プットオプション取引

【シリーズ(商品レベル)】

1FU11 金先物
1FU12 銀先物
1TS111 金先物スプレッド(限月が隣合うもの)
1TS112 金先物スプレッド(限月間が1つ開くもの)
2CA11 金先物コールオプション
2CP11 金先物プットオプション

【シリーズ(商品・限月・(スプレッド限月)・(権利行使価格)レベル)】

1FU_11GOLD_0906 金先物2009年6月限
1TS_11GOLD_0906_0908 金先物2009年6月限&2009年8月限スプレッド
2AC_11GOLD_0906_2500 金コールオプション2009年6月2500円シリーズ
2AP_11GOLD_0906_2500 金プットオプション2009年6月2500円シリーズ

注文形式

【売買注文の種類】と【約定条件】を合わせて、【注文形式】と称します。

(例)

【売買注文の種類】

Limit Order(略称”LO”)-(FaS / FaK / FoK)
価格を指定して発注する売買注文であり、売注文であれば指定価格以上で約定し、買注文であれば指定価格以下で約定します。
Market Order(略称”MO”)-(FaK / FoK)
価格を指定しないで発注する売買注文であり、対当する注文がない場合、残注文はキャンセルされます。
Market To Limit Order(略称”MTLO”)-(FaS / FaK / FoK)
価格を指定しないで発注する売買注文であり、受付時の注文状況(板状況)に応じて、次のとおり取り扱われます。

  • 反対サイドに気配(売注文であれば買気配、買注文であれば売気配)がある場合は、その最良気配価格のLimit Orderとして約定します。
  • (FaS) 一部約定したときの残枚数は、当該価格のLimit Orderとして登録されます。
       なお、当該価格の約定優先順位は「1位」となります。
  • (FaS) 約定(対当)しないときは、同サイドの最良気配値よりも1ティック有利な価格のLimit Orderとして登録されます。
       なお、当該価格の約定優先順位は「1位」となります。
  • 両サイド(売 and 買)に気配が無いときは、キャンセルされます。
Best Limit Order(略称”BLO”)-(FaS)
価格を指定しないで発注する売買注文であり、発注時の同サイド(売or買)の最良気配値と同一価格のLimit Orderとなります。
ただし、同サイドに気配が無いときは、キャンセルされます。したがいまして、約定優先順位は「1位」ではありません。
Stop Order(略称”SO”)
特定限月(シリーズ)が
(1)直近約定値段が指定値段と同値若しくはそれ以下(以上)、
(2)売気配値又は買気配値が指定価格と同値若しくはそれ以下(以上)
となった時点(=条件を満たした時点)で、事前に指定されたLimit Order等が、事前に指定された限月(シリーズ)に登録されます。
なお、特定限月(シリーズ)と事前に指定された限月(シリーズ)の関係は、旧システム同様に同一商品同一限月の指定が可能ですが、
同一市場(石油市場、貴金属市場、アルミ市場、ゴム市場)内の指定も可能です。
事前に指定する注文について、以下の点に留意して下さい。

  • 板合せ前の注文受付中には、LO及びMOを指定し発注することはできますが、MTLO, BLO, SCOを指定し発注することはできません。
  • ザラバ中にSCOの限月(シリーズ)を指定する際、気配値を指定し発注することはできますが、直近約定値段を指定し発注することはできません。
Standard Combination Order(略称”SCO”)
同一商品の異なる2つの限月の鞘価格(=期近限月-期先限月)を指定して、1注文として発注できる売買注文であり、売り又は買いを指定し、売注文であれば指定鞘価格以上で約定し、買注文であれば指定鞘価格以下で約定します。
売注文は期近売/期先買の組合せ、買注文は期近買/期先売の組合せであることから、売注文は、期近の買注文と期先の売注文と約定します。
Non-Standard Combination Order(略称”NSCO”)-(LO / MO)-(FoK)
同一市場(石油市場、貴金属市場、アルミ市場、ゴム市場)内の任意の2限月における合算価格を指定して、1注文として発注できる売買注文であり、合算価格を満たせば、任意の2限月が同時に約定します。
なお、指定する2限月の呼値が異なる場合(例:金1円刻みと銀0.1円刻み)には、1注文として発注することができません。

【約定条件】

Fill and Store(略称”FaS”)
約定できる数量は約定し、残枚数は板(Order Book)に残る。
Fill and Kill(略称”FaK”)
約定できる数量は約定し、残枚数はキャンセルされる。
Fill or Kill(略称”FoK”)
全量約定するか、全量約定できない場合はキャンセルされる。

【旧システムとの比較】

  1. 指値 → Limit Order
  2. 成行 → (廃止)
  3. 指成 → (廃止)
  4. 引成 → (廃止)
  5. ST → Stop Order
  6. STL → Stop Order
  7. FOK → Limit Order
  8. IOC → Limit Order

有効期限

発注時にFaS(Fill and Store)を指定する場合に、有効期限を指定します。FaS以外の場合は、無視されます。

(例)

当該セッション
日中立会に発注した場合は、その日中立会終了まで有効
夜間立会に発注した場合は、その夜間立会終了まで有効
日数指定
N日後の日中立会終了まで有効
(N日は、最大255日(暦日)まで指定可能)
納会まで
納会日(取引最終日)の日中立会終了まで有効

新規仕切

新規決済を指定します。
グロス管理サブアカウントについては発注時に新規/仕切区分の指定が必須であり、
ネット管理サブアカウントについては発注時に新規/仕切区分を未指定とする必要があります。

参加者項目

参加者が自由に設定できる項目ですが、以下の点にご留意下さい。

  • 当該項目については、発注時に使用した値がそのまま約定通知にセットされますが、日本語には対応されておりません。
  • また、ギブアップ成立の通知には「Revers. Give Up」、建玉の移管の通知には「Pos. Transfer」がセットされます。

ギブアップ

注文発注時にギブアップ先を指定可能です。
ギブアップ先にテイクアップされなかった場合は、ギブアップは成立しません。