証券取引所と商品取引所の明暗2013-05-09

5月6日の連休明け、日経平均株価が2008年以来、久しぶりに14,000円を超えました。これは2009年の最安値6,995円と比較すると2倍まで到達した事になり、昨年の政権交代以降の最安値8,135円と比較しても6割上昇したことになります。
東証一部の売買代金も、株式価格の上昇もあり3兆円を超える大商いで、久々に兜町の界隈が元気を取り戻しているようです。
気のせいか近頃、東京証券取引所の建物も大きく見えます。その兜町と日本橋川を挟んだすぐ近くの蛎殻町に、最近までもう一つ立派な建物がありました、東京穀物商品取引所です。しかし、今年解散し、その跡地が今は大きなマンションとなり完成目前です。
 商品取引所といえば、日本の株式市場より一足早く商品相場がここ数年上昇を続けておりました。その代表格が金です。2000年以降ほぼ一本調子に上昇を続け、今年ついに5,000円の大台を超えました。4月中旬の一時的急落で、さすがに現在は相場が一服していますがまだ高値は維持しています。
 ここで気になるのが、この急落で金の総取組高(未決済建玉)が4月初めと比較して約25%急減したまま回復していないことです。しかも過去数年の取組高でも最低水準で推移しています。
 今や日本の商品取引所は東京、大坂それぞれに1ヶ所だけとなり、その代表商品といえる金でさえ取組高が最低水準にあるという状況は業界ならずとも大いに懸念すべき事態といえます。
 資源輸入大国の日本はその輸入物資の価格指標市場としても商品取引所が重要であり、その活性化は必要不可欠です。

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