北海道地震でのブラックアウトは、電力事情をあぶり出した 2018-09-28

北海道地震は、日本の電力事情について、様々な問題をあぶり出す結果となった。

1.北海道の電力の半分以上を一か所の発電所「苫東厚真発電

  所」で供給していた。

2.「苫東厚真発電所」は、石炭火力発電所であった。

  再生可能エネルギーへのシフトは、世界的な命題であり、

  日本もその先頭を切って進まなければならないのに、石炭

  火力であった。

3.北本連携設備は、60万キロワットという容量で、北海道全

  体では380万キロワットには程遠いものの、それすら、十

  分には活用できなかった模様。

4.再生エネは、出力が一定しないため、主電源にはなりえな

  い。

  主電源があって、それを補完する形でしか、活用できない

  代物。

  電力は保存できないものだから。今後の電池の高性能化、

  低価格化が期待される。

5.電力は需要と供給のバランスが合っていないと周波数が

  維持できない。

  常に、需要を予測して、供給量を決めている。

  そのため、発電所の一部に問題があると、その出力減に

  相当する一部を強制停電させて調整する。また、送電線

  に異常が発生しても需要が落ち、今度は強制的に一部の

  発電所を停止させなければならない。それによってまた

  、全体の供給量が落ち、ブラックアウトにつながる。

  どこかに人為的なミスも関わっていたかもしれない。

6.再生エネの利用を停止せざるを得ない。また、再開も出

  来ない状態。

  主電源が再生エネの分に相当する以上の余力(調整余力)

  が無いと、再生エネの出力が弱まった時にそれをカバー

  できないため、主電源の容量回復が相当なレベルにまで

  ならないと、再生エネの利用再開が出来ず、結果的に再

  生エネはいざというときに使えない。